石州シバオ瓦の製造工程 2020 10/04 株式会社シバオについて 目次瓦ができるまで ~石州瓦シバオの工場見学~ 昔から、瓦作りの基本は、『一に土(粘土)、二に焼き(窯)、三に作り(細工)』と言われます。我々を、瓦を作る各工程で細心の注意を払って、最高の製品を作るために、日々努力しております。 STEP原土掘り起こし 石州の中でも特に優れた粘土を掘り起こします。 また、その土を、一定期間寝かせ、水分を一定にし、安定した粘土に仕上げます。 鉄分の少ない石州水上地方の粘土 STEP原土処理工程 写真は、原土処理工程の一部である水簸工程です。原料をドロドロの状態にして、0.5mm角の網に通し、原料の不純物を取り除きます。これにより、瓦表面がきれいな瓦の製造を目指しています。原土処理工程に、様々な原料をミックスし、練りほぐしていきながら、瓦製造に適したきめの細かい原料を作っていきます。 原土処理工程より各現場に原土が運ばれます。 シバオ独自の水簸処理工程 STEP成型工程 原土処理工程より運ばれてきた原料は、真空土練機にて土の中の空気を抜きながら、練り出されます。 真空土練機 真空土練機から練り出された荒地と呼ばれる板状原料 荒地 板状原料を一定長さに切断し、プレス機に設置された金型により瓦の形状に成型します。 プレス機 プレス機にて瓦の形に成型されたもの 成型品 STEP乾燥工程 成型された瓦は、乾燥炉に入り数日間、乾燥されます。 数日間、乾燥炉にて乾燥された白地(しらじ)と呼ばれる瓦成型品。この段階で瓦自体のネジレを検査し、白地の選別を機械にて実施します。 白地 STEP施釉工程 施釉機にて、瓦1枚1枚に釉薬(ゆうやく)と呼ばれる瓦に色を付ける薬を掛けます。 施釉機 運搬しながら、釉薬を乾燥させます。 運搬しながら乾燥 STEP焼成工程 釉薬が乾燥した瓦の白地を焼成台車に積み込んでいきます。 焼成台車 トンネル窯内部 1,200℃以上の温度でじっくり焼かれた焼成品です。 焼成品 STEP選別工程 選別担当の目視により、瓦の切れ不良品、表面不良品を取り除きます。 目視による選別 自然素材である粘土を1200℃以上の高温で焼くと、その他の焼き物といっしょで瓦も多少のネジレが生じます。機械でネジレの度合いを確認し、酷いものは取り除きます。 機械による瓦のネジレ選別 STEP梱包工程 選別された瓦が4枚ごとに結束され、パレットに積み込まれれば、瓦が出荷できる状態になります。 以上、『瓦ができるまで』でした。 瓦を作るのもなかなか大変です!!! 完成品 工場見学をご希望の方は、右下のお問い合わせフォームボタンをクリックしてお申込みいただくか、左下にある本社連絡先へ電話でお申込み下さい。 株式会社シバオについて よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! 石州水上瓦の特徴と歴史 施工事例『銀黒』 関連記事 石州水上瓦の特徴と歴史 2020年9月24日 会社概要 2020年9月24日 石州瓦シバオについて 2020年9月24日